音楽から教育へ、Napsterが24時間働く「教師のデジタルツイン」を年内提供
5 日前
Napsterが教育分野に参入する。かつて音楽共有・配信で知られた同社は、現在はAI企業となっており、AIを使って教師の「デジタルツイン」を作る計画だ。学校の授業時間外でも、生徒の質問に答えられるようにするという。
Napsterは米国時間9月16日、アラブ首長国連邦(UAE)のGEMS Educationとの提携を発表した。GEMS Educationは、幼稚園から高校までの教育機関を運営する、中東最大級の民間教育事業者の1つだ。提携には、教師を再現したデジタルの人格を開発、試験し、複数の言語で24時間体制で生徒を支援する計画が含まれる。
この取り組みの基盤となるのは「 Napster Learn 」だ。 クリップで取り付けるAIアシスタント「Napster View」 を使って、ユーザーとやりとりする。UAEで9月上旬にAIカリキュラムが導入されたことを受け、中東にあるGEMS傘下の学校で2026年末までに展開することを目指している。
発表によると、設計段階から安全性を確保するための制約や手順を組み込み、「人間が状況を把握し、必要に応じて介入できるようにする」という。
ただし、今回の提携が懸念を呼ぶことは避けられないだろう。24時間、週7日対応できるデジタルアバターの存在を、学校側が職員削減や賃下げの口実にすることも考えられる。また、AIモデルは、事実と異なる情報や奇妙なハルシネーション(もっともらしい誤情報)を生成することで知られている。つまり、デジタルの教師が、誰かが間違いに気付く前に、複数の言語で生徒に誤情報を広めてしまうことも十分にあり得る。さらに、この計画が、人と人との交流をコンピューターに置き換えるという大きな流れの一部となる可能性も気がかりだ。
Napsterの担当者にコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
各国の政策案の中には、中国が最近示した AIコンパニオン規制案 など、子どもが人間ではなく人工的なキャラクターに感情面で依存するようになる技術に対し、明確に警鐘を鳴らすものもある。
Napsterは、ファイル共有アプリとして始まり、その後ストリーミングサービスへと転じた。2025年には、仮想現実(VR)とAIを専門とするテクノロジースタートアップのInfinite Realityに買収された。
この記事は海外Ziff Davis発の 記事 を4Xが日本向けに編集したものです。
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