Amazonの配達員向けスマートグラスは生成AIマッピング用に配送先の私有地でも静止画を撮影、2027年までに2万人以上の配達員が着用へ
54 分前
Amazonが配達員向けに導入を進めるスマートグラスについて、配達中に周囲の画像を繰り返し撮影し、配送の改善に活用する仕組みが報じられました。同社は配送の迅速化や誤配の削減が目的だと説明しています。一方、住宅の敷地内や人の姿が写り込む可能性があり、撮影を断る選択肢や画像の管理方法が課題となっています。
Amazonは2025年10月、配達員の作業を支援するスマートグラスの導入計画を発表しました。配達員は眼鏡型のディスプレーを通じて、持ち出す荷物が正しいかを確認したり、届け先までの案内を見たりできます。配達完了を知らせる写真の撮影にも対応し、従来スマートフォンで行っていた操作の手間を減らす狙いがあります。
Bloombergの取材によると、スマートグラスは配達員が徒歩で移動している間、一定の間隔で静止画を撮影し、1回の勤務で撮影枚数が数千枚に達する可能性があるとのこと。ただし、正確な撮影間隔は明らかになっていません。
懸念されるのは、こうした撮影が住宅の裏庭など、配達員が仕事で立ち入る私有地にも及ぶ点です。Amazonによると、人や車両のナンバープレートには、人間の担当者が画像を確認する前にぼかしを入れるとのこと。しかし、Bloombergの取材時点では、顧客が撮影された画像を確認したり、削除を求めたりする手段は用意されていなかったそうです。また、画像の保存期間についても、同社は明らかにしていません。
Bloombergによると、Amazonは2026年末までに5,000人、2027年末までに2万人超の配達員がスマートグラスを使用することを目指しており、試験導入では、すでに27万5000件を超える配達に使われたとのこと。Amazonは「配送事業者と配達員の利用は任意」としていますが、Bloombergは、配送の速さが求められる現場でその任意性が保たれるかにも疑問を呈しています。
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