阪神・大山悠輔が9回2死から執念の同点打、球団初連覇へマジック2
2 時間前

阪神は1日、レギュラーシーズン最後の巨人戦に2-2で引き分け、球団初のセ・リーグ連覇までマジック2とした。1点を追う9回2死二、三塁。あと1球の土壇場から 大山悠輔 内野手(31)が起死回生の同点打を中前へ放ち、延長戦に持ち込んで今季チーム最長の5時間5分の激闘を戦い抜いた。6回にも左中間席へ同点20号ソロ。生え抜き初の20発トリオも誕生し、最短3日に優勝が決まる。
ボルテージが上がった甲子園の声という声が大山の背中を後押しした。負けられない。打つだけ。1点劣勢の9回2死二、三塁。フルカウントからの6球目だった。守護神・ マルテ ィネスの153キロを打ち返した。マウンドからセンターに打球が抜けた。チーム今季最長試合5時間5分を戦い抜き、勝利に等しいドローを呼び込む一打だった。
8回に勝ち越しを許した及川は「大山さんに救われた」と涙した。猛虎が背番号3を中心に一つになっていた。勝利のため。そして球団初のセ・リーグ連覇のため。戦いの先頭に立ち、そして打った。
「引き分けになったのは大きいと思いますし、1、2打席目で凡退していたので。チームのみんなが粘ってくれた。引き分けですけど、ここまで粘れて良かったと思う」
思いは強い。そして変わらない。首位を争い続けた巨人とのレギュラーシーズン最終戦。みんなで目指した頂点に近づくため、9回2死二、三塁、フルカウントから執念で勝負を振り出しに戻した。「あと1球」からの執念打。延長12回を石井が無失点に抑えた時点で、まずは優勝マジック「2」が確定した。
大山が口癖とする「野球にはうまくいかないときも、ミスもある」という展開だった。初回から再三好機を築きながら、あと1本が出ない。初回1死満塁では大山も三ゴロ併殺。森下、佐藤輝の連打で築いた3回1死二、三塁では犠飛を決めることができずに左飛が併殺。流れにブレーキをかけていた。8回の失点には遊撃・元山の記録に残らないミスが絡んだ。苦しい試合だった。だからこそ、31歳のベテランがチームを鼓舞した。
6回には甲子園にアーチをかけた。2番手・西舘の代わりばなを捉え、132キロスライダーを 左翼 席に運んだ。「チームのみんなが粘ってくれたので、追いつくことができて良かった」と23年9月以来、自身3度目の3試合連続本塁打で、22年以来4年ぶりに達成したシーズン20号。佐藤輝、森下と球団生え抜き選手によるシーズン20発トリオ誕生も球団史上初。負けない強さを甲子園で猛虎は見せた。大山は栄光の瞬間のため、広島に向かう。(鈴木 光)
○…大山(神)が6回に同点の20号ソロ。9月26日DeNA戦から3戦連発は20年8月8~10日、23年9月26~29日に続く3年ぶり3度目となった。
○…シーズン20本塁打は22年の23本以来4年ぶりの大台到達。今季チームでは佐藤輝38本、森下35本に続く成績で、チームに20本塁打が3人以上は21年の4人(佐藤輝24本、 マルテ 22本、大山21本、サンズ20本)以来5年ぶり11度目。生え抜き選手3人の到達は今回が初めて。
○…阪神は引き分けでマジック2とし、最短Vは明日3日に延びた。巨人が2日のヤクルト戦に敗れ、阪神が3日の広島とのデーゲームに○か△なら自力でV決定。巨人が2日の試合で○か△でも阪神が3日○なら、巨人がナイターで●の場合、V決定となる。
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