直6からV8へ執念のDIY! 重い鉄ブロックを自ら吊るした小柄な「C10女子」のヤバすぎる情熱(WEB CARTOP)
50 分前

富士スピードウェイの広大なパドックを埋め尽くした、色とりどりのカスタムトラックたち。アメリカンカスタムの真髄ともいえる、車高を極限まで落としたスラムドスタイルから、ピカピカに磨き上げられたクラシックなリフレッシュ車両まで、全国から選りすぐりのカスタムトラックが一堂に会する一大イベントが開催されました。
地鳴りのようなエキゾーストノートと、アメリカのコンテスト会場さながらの熱気が包み込む会場内。そんな熱気あふれるブースエリアの一角で、ひときわ異彩を放ち、多くのギャラリーの視線を集めているコーナーがありました。
富士スピードウェイの広大なパドックを埋め尽くした、色とりどりのカスタムトラックたち。アメリカンカスタムの真髄ともいえる、車高を極限まで落としたスラムドスタイルから、ピカピカに磨き上げられたクラシックなリフレッシュ車両まで、全国から選りすぐりのカスタムトラックが一堂に会する一大イベントが開催されました。
地鳴りのようなエキゾーストノートと、アメリカのコンテスト会場さながらの熱気が包み込む会場内。そんな熱気あふれるブースエリアの一角で、ひときわ異彩を放ち、多くのギャラリーの視線を集めているコーナーがありました。
その場所とは、アメリカで最大のシェアを誇る世界的ケミカルブランド「BGプロダクツ(BG Products, Inc.)」の特設ブース。プロフェッショナル向けの高性能オイル添加剤やエンジンクリーナーなどで知られ、本国アメリカの整備工場やディビジョンでは絶大な信頼を獲得しているBGブランド。
その質実剛健なブースにデモンストレーションされていたのが、レストア&カスタムされたシボレーのヴィンテージ・ピックアップトラック「C10」。
クラシカルな佇まいでありながら、タダモノではないオーラを放つそのC10の傍らに立っていたのは、スレンダーで小柄な女性。てっきりブースに華を添えるイメージガールかと思いきや、なんと彼女こそが、この巨大なC10を自らの手でビルドアップしたオーナー兼メカニックのC10女子、安岡菜那(やすおかなな)さんだったのです。
彼女のカスタムストーリーを紐解くと、並大抵のクルマ好き、カスタム好きの領域を遥かに超越していることに気付かされます。このC10、5年前に手に入れた当初は直6エンジンが搭載されていたとのこと。輸入新規で登録するのには時間がかかったものの、彼女の内に秘めた「カスタムへの情熱」は、ナンバー取得だけでは満足しなかったのです。
「アメリカントラックの真髄は、やっぱりお腹に響くV8サウンドと、溢れるようなトルク感」と決意した彼女は、自らの手を油まみれにしてのエンジン載せ換え(エンジンスワップ)という大手術を敢行。
大排気量のV8エンジンを調達し、重い鉄ブロックをクレーンで吊り上げ、配線や配管、マウントの位置調整に頭を悩ませる日々。言葉でいうのは簡単ですが、現代のクルマとは異なるクラシックカーのエンジンスワップは、ミリ単位の微調整や予期せぬトラブルとの戦いにほかなりません。それを自らの手でクリアし、見事にV8ハイパワーエンジンへと生まれ変わらせた手腕、ド根性には頭も下がるというもの。
自らの手でV8化を成し遂げた彼女の情熱は、単に「カッコいいトラックを作って街を流す」だけでは収まりませんでした。カスタムが究極の域に達した彼女が次に選んだステージ、それは2026年から参戦を始めたという「ドラッグレース」の世界です。
自作のカスタムカーの公式な記録が残る、ごまかしの利かない「数字の勝負」へ挑むこと。これこそが、自分の技術を信じ、クルマの本質を突き詰めた「究極のカスタム好き」が行き着くひとつの必然的な方向性なのかもしれません。
そんな彼女の過酷な挑戦、そして自慢のV8エンジンをステージの裏側でガッチリと支えているのが、彼女を見つけるきっかけとなったケミカルブランド「BG」です。
ドラッグレースのような極限状態では、熱だれや摩擦によるパワーロス、最悪の場合はエンジンの焼き付きといったリスクが常に隣り合わせ。彼女が自ら組み上げた大切なV8エンジンを完璧に保護し、もてるポテンシャルを100%発揮させるために、BGの高性能オイルやトリートメント、添加剤が大きな役割を果たしています。
世のなかにカスタム好きは数多く存在しますが、本気で自分の手を使い、血と汗を流してマシンを作り上げ、さらにそれをモータースポーツという記録が残る厳しい世界で証明しようとする者。そうした本物の熱量をもったビルダーの前には、必然的にその情熱に応えるだけの「心強く頼もしいパートナー」が現れるものなのでしょう。彼女との出会いは、偶然ではなく、カスタムの神様が引き合わせた必然のように思えてなりません。
これから安岡さんがどんなタイムを叩き出し、日本のカスタム&アメリカンモータースポーツシーンを驚かせてくれるのか。これからの活躍から、文字通り目が離せそうにありません。
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