【全日本ロードレース第6戦】長島哲太がJSB1000クラス初優勝! ダンロップタイヤは12年振りの勝利(Webikeプラス)
53 分前

9月26日と27日、岡山国際サーキットにて全日本ロードレース選手権第6戦「スーパーバイクレース in 岡山」が開催された。ウエットコンディションとなったJSB1000クラスの決勝では、長島哲太がJSB1000クラス初優勝を飾り、2位に國井勇輝が入ってHonda勢が1-2フィニッシュを果たしている。
9月26日と27日の両日、岡山県にある岡山国際サーキットを舞台に全日本ロードレース選手権(JRR)第6戦「スーパーバイクレース in 岡山」が開催された。最高峰となるJSB1000クラスの決勝はウエット宣言が出され、当初の24周から3周減算された21周で争われている。スタート直後は國井勇輝(SDG Team HARC-PRO. Honda)がホールショットを奪い、野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)や中須賀克行(ヤマハ)が続く展開となった。
オープニングラップを終えた時点では國井を先頭に、2番手に中須賀、3番手に長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)がつけ、4番手以降に野左根、岩田悟(Team ATJ)、水野涼(ドゥカティ)、鈴木光来(Team ATJ)が続く。5周目には國井、中須賀、長島によるトップ争いが激化し、後方では岩田とのバトルを制した野左根が単独4番手へ浮上して先行集団を追う形となった。しかし8周目、トップを追撃していた野左根が第1コーナーで転倒を喫し、再スタートを切ったもののマシンをコース脇に止めてリタイアとなっている。
レース中盤に入っても上位3台による緊迫した首位争いは継続した。9周目には水野が4番手へ浮上し、岩田が5番手、鈴木が6番手の順で続く。緊迫したトップ争いに周回遅れが絡み、一時國井と中須賀のギャップが広がった。
中須賀は再び國井に迫ったものの、14周目のヘアピンでスリップダウンを喫し、リタイアとなった。これにより長島が2番手に浮上し、首位を走る國井の追撃に入った。17周目には國井に接近した長島がMCシケインでトップを奪取し、そのままペースを上げて独走態勢に持ち込んでいる。
そのままの順位で最終ラップを迎え、長島がトップでチェッカーを受けてJSB1000クラス初優勝を飾った。JSB1000クラスにおいてダンロップタイヤ装着ライダーが勝利を挙げるのは、実に12年ぶりの快挙となる。2位にはJSB1000クラスでの自己ベストを更新した國井が入り、Honda勢が1-2フィニッシュを達成した。3位に水野、4位に岩田、5位に鈴木と続き、伊藤和輝(Team SAKURAI HONDA)は7位でレースを終えている。
見事な逆転劇でJSB1000クラス初優勝を手にした長島は、使用タイヤの違いによりコース上で速い箇所と遅い箇所が混在する難しいコンディションだったと振り返る。同じラインを通ると止まれなくなったり、リアタイヤが流れたりするため、ペースコントロールに苦心したという。トップを走る國井がペースを作ってくれたことで、それについていくレース展開となった。後半のパッシングシーンについてはかなり際どく、國井に対して申し訳なく思うほどだったと明かしている。
前に出てからは後方を確認する余裕がなく、タイム差も分からない状態だったが、後半は雨の状況が落ち着いてペースを上げられたことが勝因につながったと分析する。ダンロップの開発プロジェクトが目標としていた優勝を果たせたことを素直に喜ぶ一方で、ドライコンディションでの勝利ではないため喜びきれない部分もあると語った。最終戦ではドライコンディションできっちりと勝ちたいと、次戦に向けた意気込みを見せている。
惜しくも優勝を逃した國井は、予選の雨からマシンセッティングと自身のライディングが飛躍的に向上し、自信を持って決勝に臨めたと語る。スタートが決まりホールショットからトップに立つと、そのまま自分のペースで走り続けた。
後方に中須賀や長島が迫っていることはピットサインで把握していたものの、相手の余裕の有無までは分からなかったという。次第にリアグリップの低下に苦しむようになり、ミスも重なって長島にパスされてからは、転倒しないよう淡々とチェッカーを目指した。トップを快走しながら勝てなかった悔しさを滲ませつつも、JSB1000クラスでの自己ベストとなる2位表彰台を獲得できたことには喜びを示している。
本文の著作権はYahoo!ニュースにあります。