創業52年の金型メーカーが事業停止、自己破産申請へ 負債総額は2億3000万円 ピーク時から売上4割減、固定費が経営を圧迫 富山県魚津市(FNNプライムオンライン)
1 時間前

帝国データバンクや東京商工リサーチによりますと、富山県魚津市で金型製造を手がけてきた石崎製作所が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが分かりました。
石崎製作所は1974年3月に創業した金型製造の老舗企業です。
創業から16年を経た1990年10月に有限会社石崎製作所として法人化。さらに2018年10月には株式会社へと組織変更を行い、資本金1000万円の体制で事業を継続してきました。
石崎製作所は長年にわたり、自動車部品やOA機器、家電製品、食品容器など、幅広い分野の金型および金型部品の製造を手がけてきたということで、富山県を主な商圏として、多岐にわたる機械部品の金型製造に対応し、地域の製造業を支えてきたといいます。
業績のピーク時である2019年5月期には年間売上高が約2億円強を計上していたということです。
しかし、その後の経営環境は急速に悪化していき、物価の高騰が続くなか、同業他社との競合は激しさを増し、価格競争にさらされる日々が続き採算は悪化。十分な利益を確保できない状況が慢性的に続くようになったということです。
その結果、2026年5月期の年間売上高は約1億2000万円まで落ち込み、ピーク時と比べておよそ4割の減少となりました。
売上の減少に伴い、固定費の負担がのしかかり、工場設備の維持費や人件費など、売上が下がっても簡単には削れないコストが経営を圧迫。
近年は赤字の計上が続き、ついには債務超過の状態に陥り、資金繰りは急速にひっ迫。先行きの見通しが立たなくなったことから、事業停止の措置に至ったということです。
石崎製作所は9月30日までに事業を停止。現在、自己破産申請の準備を進めているといいます。
帝国データバンクや東京商工リサーチによりますと、負債の総額は約2億3000万円で、そのうち金融債務が大半を占めているとのことです。
創業から52年。長年にわたって富山の製造業を支えてきた石崎製作所の幕引きは、物価高騰と競争激化という地方の中小製造業が直面する厳しい現実を改めて示しました。
(富山テレビ放送)
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