石川雅規、本日引退セレモニー 24年連続勝利&安打、ヤクルト一筋25年の「小さな大投手」の歩み|プロ野球(DAZN News)
39 分前

身長167センチの体から繰り出す多彩な変化球と巧みな投球術で、東京ヤクルトスワローズを支えてきた石川雅規。本日10月3日、神宮球場での中日戦(18時試合開始)で引退登板、試合終了後に引退セレモニーが行われる。ヤクルト一筋25年。「小さな大投手」と親しまれた背番号19の歩みを振り返る。
秋田県出身の石川は、秋田商高から青山学院大に進み、シドニー五輪に日本代表として出場。2001年のドラフト自由獲得枠でヤクルトに入団した。
2002年4月4日、神宮球場での広島戦でプロ初登板初先発初勝利。試合後には、当時チームメートだった真中満とともにヒーローインタビューを受けた。1年目は12勝を挙げ、新人王に輝いた。
入団から5年連続で2桁勝利を記録し、先発陣の柱に定着。2008年には防御率2.68で最優秀防御率を獲得し、ゴールデン・グラブ賞も受賞した。
1学年下の館山昌平とともに投手陣をけん引し、2009年、2010年には2年連続13勝。2011年には通算100勝に到達した。チームが2年連続最下位に沈んだ2014年にもチーム唯一の2桁勝利を記録し、苦しい時期を支えた。
2015年、優勝争いが佳境を迎えた9月に石川はフル回転した。4日から中5日で登板を重ね、4戦4勝。そして中4日で迎えたのが、9月27日の巨人戦だった。
舞台は東京ドーム。1ゲーム差で追う2位・巨人との直接対決は、敗れればゲーム差がなくなる大一番だった。石川は5回1失点と試合をつくり、打っても5回に菅野智之から先制のタイムリー。2-1の勝利に貢献し、優勝マジック3を点灯させた。
試合後には、登板2日前に38度を超える発熱があったことも明らかになった。石川はこの9月を5戦5勝で終え、月間MVPを受賞した。
石川の力投もあり、チームは14年ぶりのリーグ優勝を達成。初勝利のお立ち台で隣にいた真中が監督を務める中、石川はプロ14年目にして初めてリーグ制覇の喜びを味わい、日本シリーズのマウンドにも初めて立った。
2016年以降もローテーションの一角として活躍。2021年には、オリックスとの日本シリーズ第4戦で6回1失点の好投。41歳で自身初の日本シリーズ勝利を挙げ、チームの20年ぶりの日本一にも力を尽くした。極寒の神戸で日本一が決まると、青木宣親(現GM)と肩を組み、歓喜の輪ができたマウンドへ向かった。長くチームを支えた2人が喜びを分かち合う姿も印象的だった。
そして2025年、新人から24年連続勝利というプロ野球新記録を樹立。打撃でも24年連続安打を達成し、投手では三浦大輔に並ぶプロ野球最長記録に到達した。毎年マウンドに上がり、打席に立ち続けた積み重ねが、投打の記録に表れている。
今年は8月27日の巨人戦で一軍初登板を果たしたが、1回途中6失点で降板。9月2日に今季限りでの現役引退を発表した。その後は遠征先の球場で相手球団から花束を贈られ、両チームのファンから温かな声援を受けた。
ここまで積み上げた白星は188。投球回は3165回2/3に及ぶ。毎年200イニングを投げても約16年、150イニングなら21年以上かかる、とてつもない数字だ。
初登板、そして初勝利の舞台でもある神宮球場で、25年の現役生活に別れを告げる。燕を支え続けた左腕は、最後にどんな言葉を届けるのか。その姿を見届けたい。
本文の著作権はYahoo!ニュースにあります。