北朝鮮が国境整備作業中に休戦ラインを越え地雷埋設したなら、領土侵犯の可能性も(ハンギョレ新聞)
50 分前

韓国軍が、西部戦線の非武装地帯(DMZ)で起きた地雷爆発事故が北朝鮮軍の地雷によるものだと事実上確信している中、最終調査とその結果が及ぼす波紋に関心が集まっている。特に、最終調査で北朝鮮が2024年4月以降に行っている「国境化作業」の過程で、軍事境界線(MDL)の南側に埋設した地雷であることが判明した場合、「領土侵犯」の可能性があり、議論が予想される。
合同参謀本部(合参)は、国連軍司令部と29日に第3回合同現場調査を実施し、爆発現場付近で別の北朝鮮製の「樹脂製(非金属)対歩兵地雷」(プラスチック製対人地雷)1発を発見したと明らかにした。カン・シンチョル国防部長官は29日、国会国防委員会の懸案質疑で、この日発見された非金属性地雷が「埋設されていたもの」だと語った。合同参謀本部は前日の中間発表の際にも、爆発地点の約1メートル付近で北朝鮮軍の非金属性地雷と推定される物が発見されたと述べた。
もしこの地雷が、北朝鮮が「敵対的二国家」政策の一環として2024年4月から軍事境界線一帯で進めている「国境化作業」の過程で埋設した地雷であるなら、停戦協定違反の議論が浮上する。軍は爆発地点が軍事境界線の南側と判断しており、この地域への地雷埋設は領土侵犯とみなすことができる。
国連軍司令部は、韓国軍と共同で行った現場調査で、新たに発見された北朝鮮軍の地雷と爆発地点がいずれも軍事境界線の南側にあることを確認した。クォン・デウォン合参次長は、「国連軍司令部は、本日発見された4つ目の地雷と、中士(下士官)が負傷した爆発地点、大隊長が負傷した爆発地点など3カ所が、明らかに軍事境界線の南側にあると認めている」と述べた。カン長官はこの日、地雷が意図的に埋設されたのではないかという質問に対し、「(北朝鮮軍が)国境線の要塞化に関連しておこなったものと推定される」とし、「停戦協定違反は明らかだ」と答えた。
この地雷が「北朝鮮軍によって埋設されたもの」である場合、埋設時期を究明することが重要だ。軍はこの日新たに発見された地雷は、少なくとも1年前に埋設されたものとみている。クォン次長は、現場の専門家らの分析に基づき、この日発見された地雷が「少なくとも1年以上前のもの」と判断していると述べた。軍関係者はハンギョレに対し、「地雷を埋めて周囲の落ち葉で覆ったのではなく、生い茂る草に覆われていることからして、短期間に埋められたものではなく、少なくとも1年前には埋められた地雷だとみているようだ」と語った。韓国軍は、爆発事故現場付近で昨年9月に初めて北朝鮮軍が地雷を埋設し、地形の変化があったことを確認していたが、それ以前に埋設された地雷と捉えているという。
今回発見された地雷に加え、21日に爆発した地雷2つと、事故当日に作戦部隊が目撃した地雷1つ(北朝鮮軍の非金属性地雷)を合わせ、計4つがいずれも狭い地域内にあったことから、埋設によって地雷地帯が形成された可能性もある。
そのため、この区域の地雷が同時期に埋設されたとも推定できるが、現時点では定かではない。軍の消息筋は「地雷が集中していても、時期をずらして戦術的に異なる方法で埋設された可能性もある」とし、「正確な埋設時期を把握するのは容易ではない」と述べた。また、事故現場は軍が監視装備を動員して精密に観察していた場所ではなかったため、昨年9月以前の北朝鮮軍の動向は詳細に把握されていない。
チャン・イェジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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