CTC、AIエージェントで脅威の検知・調査を自動化するSOCサービスを開始
54 分前
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は10月1日、米Exaforceの「Exaforce Agentic SOC Platform」を活用した「CTC-MSS AI SOCサービス powered by Exaforce」の国内展開を開始した。AIエージェントによるセキュリティ監視や調査の自動化を通じて、企業のアラート対応負荷の軽減を図る。
新サービスは、セキュリティ上の脅威を継続的に監視・分析するSOC(Security Operations Center)や、セキュリティ運用を支援するMSS(Managed Security Service)で行われる監視・検知・調査をAIエージェントが担うもの。
複数の機器や製品から得られるログや設定情報を関連付け、単一のアラートでは判断しにくい脅威も検知する。アラートの優先度判定に加え、発生原因や影響範囲の調査、対応案の提示までを自動化する。
従来は担当者が行っていた定型的な確認や調査をAIエージェントが行うことで、担当者は対応の判断や社内調整など、人による対応が必要な業務に注力できるとしている。サービス基盤にはExaforceが管理するAWS上のクラウド共通基盤を利用し、顧客ごとに分離した利用環境を提供する。
Exaforceによると、同社プラットフォームの導入実績では、従来の運用と比較して誤検知を90%削減し、アラートの平均調査時間を95%短縮したという。ただし、効果は利用環境や運用条件によって異なる。
CTCは、サイバー攻撃の巧妙化やクラウドサービスの利用拡大に伴い、企業が確認・分析する情報やアラートが増加し、SOC運用の負担が大きくなっていると説明する。
また、経済産業省が2025年5月に公表した「サイバーセキュリティ人材の育成促進に向けた検討会最終取りまとめ」では、ISC2の2023年調査に基づき、国内のサイバーセキュリティ人材が約11万人不足しているとされている。新サービスは、限られた人員で継続的に監視・分析できる仕組みを提供し、こうした課題への対応を支援する。
CTCは国内での提供に加え、既存のセキュリティ製品との連携や初期設定などの導入支援、利用開始後の問い合わせに対応する。顧客の環境や用途に応じたテンプレートを用意し、技術的な問い合わせにはExaforceと連携して対応する。
今後は、CTCのセキュリティ専門チームによる調査や被害拡大の防止に向けた支援など、サービスメニューを拡充する予定だ。
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