BMW新型「F 450 R」世界初公開! 420ccパラツイン、重量175kgの軽量ミドルネイキッド新登場(Webikeプラス)
49 分前

BMW Motorradは2026年10月1日、A2ライセンスクラス(48hpクラス)向けの新型ネイキッドモデル「F 450 R」を発表した。F 450 GSで初採用された420cc並列2気筒エンジンを搭載し、最高出力35kW(48hp)、装備重量175kgを実現。ドイツでの価格は6,490ユーロ(約115万円)からと現地メディアが報じている。日本国内への導入は現時点で発表されていない。
F 450 Rは、F 450シリーズの中で独立したネイキッドモデルとして開発された。BMWによれば、開発の焦点は「BMWらしい走る楽しさ」で、専用に詰めたシャシーとジオメトリー、徹底した軽量化、パワフルな並列2気筒エンジンによってそれを実現したという。デザインは上級ネイキッド「S 1000 R」の現行デザイン言語に沿ったものだ。
価格はBMWのプレスリリースには記載がないが、ドイツの専門誌「Motorrad」やSPEEDWEEKによれば、ドイツでの価格は6,490ユーロから(オーストリア6,690ユーロ、スイス6,750スイスフラン)。市場投入時期についてBMWは明らかにしていないが、2027年シーズンの開始に合わせての導入と見られている。
ベースとなったF 450 GSは、日本では2026年5月に96万1,000円からで受注を開始している。F 450 GSの装備重量178kgに対し、F 450 Rは175kgと3kg軽い。7月にはBMW Motorradの幹部が、F 450 GSの派生機種を「次々と出す」と語っていた。
エンジンは、F 450 GSで初採用された新開発の水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ。ボア×ストロークは72×51.6mm、圧縮比は13:1で、F 450 Rでは公道向けにチューニングを変更し、独特のサウンドを与えている。バランサーシャフトと135度のクランクピンオフセットにより、スムーズさと個性を両立した。
最高出力は35kW(48hp)/8,750rpm、最大トルクは43N・m/6,750rpm。3,000rpmの時点で最大トルクの80%を発生させる。ユーロ5+に適合し、燃費は3.8L/100km(WMTC・約26.3km/L)。14Lの燃料タンクとの組み合わせで、航続距離は350km以上となる。BMWの公表値では、0-100km/h加速は5.7秒、最高速度は169km/hだ。サービスインターバルは10,000km。
排気系は、2つの触媒コンバーターを備えたステンレス製のアンダーフロアマフラーを採用。変速機は6速で、二次減速はXリングチェーンによる左側ドライブとなる。ベースモデル以外の3グレードには、クラッチ操作なしでシフトアップ/ダウンができる「シフトアシスタントプロ」を標準装備する(ベースモデルには後付けが可能)。
シャシーはF 450 GSのコンセプトを基礎に、公道向けにセッティングを変更した。フレームは鋼管と鍛造部品を溶接した鋼管スペースフレームで、エンジンを剛性部材として利用する。ホイールベースは1,405mm、キャスター角は23.4度、トレールは110mmと、ネイキッドらしい軽快なハンドリングを狙ったショートホイールベースの設計だ。
フロントサスペンションはKYB製φ43mm倒立フォークで、「スポーツサスペンション」仕様では伸び側・圧側の減衰力調整が可能になる。リアはアルミ中空キャスト製のクローズド両持ちスイングアームに、ダイレクトマウントのKYB製センタースプリングストラットを組み合わせ、プリロードと伸び側減衰力を調整できる。ストロークは前後とも140mm。
ホイールは軽量なキャストアルミ製で、タイヤサイズはフロント110/70-17、リア150/60-17のチューブレス。ブレーキはフロントがブレンボ製4ピストンモノブロックキャリパー+φ310mmフローティングディスク、リアがバイブレ製シングルピストンキャリパー+φ240mmディスクとなる。
電子制御は、バンク中のABS作動に対応する「ABS Pro」、ダイナミックブレーキコントロール(DBC)、ダイナミックトラクションコントロール(DTC)、エンジンドラッグトルクコントロール(MSR)を全車標準装備。ライディングモードは「レイン」「ロード」「ダイナミック」の3種で、後続車に急減速を知らせるダイナミックブレーキライトも備える。
装備面では、スマートフォン連携で通話・音楽・ナビゲーションが使える6.5インチTFTディスプレイ、USB-Cポート、LEDヘッドライト、グリップヒーターを標準採用する。ライディングポジションは、高くライダーに近い位置にあるテーパーアルミハンドルバーで決まり、燃料タンクとボディワークはニーグリップしやすい形状とされた。
シフトレバー、フットブレーキレバー、サイドスタンドは鍛造アルミ製。タンデムステップブラケットはリアフレームへのボルト留めで、BMWはこのクラスでは異例の仕様としている。サーキット走行向けに、シフトパターンを逆シフトへ変更することもできる。シート高は標準で790mm。純正アクセサリーのローシート(775mm)とハイシート(810mm)も用意される。
クラッチ操作なしで発進・停止・変速ができる「イージーライドクラッチ(ERC)」は、M Sportのイノベーションパッケージとして工場装着で選べるほか、ほかのグレードにも純正アクセサリーとして後付けできる。ラインナップは次の4グレードだ。
「F 450 R ベース」と、シフトアシスタントプロとスポーツサスペンションを追加した「F 450 R エクスクルーシブ」に設定されるカラー。
上位モデルの「F 450 R M Sport」と、ERCを搭載する「F 450 R M Sport イノベーションパッケージ付き」に設定されるカラー。ホワイトのフレームとMモータースポーツカラーのリムステッカーが特徴だ。M Sportには、個別設定が可能なライディングモード「ダイナミックプロ」を加える「ライディングモードプロ」とシフトアシスタントプロ、スポーツサスペンションが備わり、TFTにはDTCの作動状況やブレーキ力、バンク角を示すスポーツ画面とラップタイマーが追加される。
・全長×全幅×全高:2,002mm×825mm×未公表
・軸間距離:1,405mm
・最低地上高:未公表
・シート高:790mm(ローシート775mm/ハイシート810mm)
・装備重量:175kg(ERC装着車176kg)
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 420cc(ボア×ストローク72×51.6mm・圧縮比13:1)
・最高出力:35kW(48hp)/8,750rpm
・最大トルク:43N・m/6,750rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機形式:6速リターン
・ブレーキ形式(F/R):φ310mmシングルディスク(ブレンボ製4ピストン)/ φ240mmシングルディスク(バイブレ製1ピストン)
・タイヤサイズ(F/R):110/70-17 / 150/60-17
・販売価格:未公表(日本)/ドイツでは6,490ユーロから(現地報道)
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