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「まずは信頼回復」 中電林社長、最後の会見(中部経済新聞)
56 分前

中部電力の林欣吾社長は30日、名古屋市内で会見し、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の耐震データ不正の問題を巡り「今後まずやるべきことは皆さまからの信頼回復だ」と述べた。加えて新しい経営体制に対して「組織風土の変革などの取り組みが実を結び、信頼される中部電力になることを心から祈っている」と話した。林氏は同日付で辞任し、最後の会見になった。(勝又佑記)
中電は浜岡原発の再稼働に向けた審査申請を取り下げた。9月14日の会見では再申請を目指す方針を示していたが、30日の会見では「まず信頼をマイナスから回復させて、再申請を目指すステージに立つことが大事だ」と述べるにとどめた。
データ不正問題の調査報告書では、社内を優先する「独自の正当化理論」が指摘された。林氏は今後の対応策として「評価の視点を外に持ち、外部から社内の自分たちを見つめることが大事になる」と強調した。
林氏はかねてから解体的再構築に取り組む方針を掲げ、社内の組織風土などを大きく変える考えを示してきた。「新しい中部電力になるため、これだという方策はない。組織やガバナンス、ルールなどを変えると同時に社員それぞれの意識を変えることと、社外の目を意識して行動することが必要になる」と語った。
林氏は2020年4月に社長に就任し、6年半務めた。「多くの関係者の皆さまに支えられた」と感謝の気持ちを述べた。
会見後には、10月1日付で社長に就く安井稔取締役が報道陣に対し「8日に就任会見を開く。抱負や問題の再発防止策の考え方を示したい」と話した。
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