初代ベルリネッタのくびれを継承! アルピーヌ「A110」完全電動化への第一歩(Auto Messe Web)
47 分前

アルピーヌは2026年9月28日、創業71年の歴史で通算3度目の刷新となる次世代アルピーヌ「A110」(第3世代)のデザインアプローチを示す彫刻作品を発表した。10月12日開幕のパリモーターショー2026で目玉展示される本作品は、ルノーグループのFutuREady戦略で公表された新開発EV専用骨格APPを採用し、超音速旅客機コンコルドが音速の壁を破る瞬間をモチーフに描かれている。グッドウッドで披露された走る実験車両A110 FUTUREに続く最新の造形表現と軽量エアロダイナミクス構造を解き明かす。
2026年7月に開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、アルピーヌは現行ボディのトレッドやホイールベースを拡張した開発ミュールのA110 FUTUREを公開し、APPプラットフォームの動的ポテンシャルを披露していた。
今回公開された彫刻作品は、その技術的骨格の上に被せられる次期市販モデルの外観デザインを、デザイナーたちが解釈した芸術的アプローチとして具現化したものだ。
デザイナーが新しいプロポーションやフォルムを探求する際、ボディにヴェールを覆うことで余計なディテールを削ぎ落とし、車体が持つ本質的な骨格と意図を純粋に読み取ることができるという手法が用いられている。
青い薄布が張られた彫刻は、風を孕んだ瞬間の張りを示すと同時に、スポーツカーの命題である軽量性と空気力学を暗示している。
造形の大きなモチーフとなったのは、フランスの技術的栄光の象徴である超音速旅客機コンコルドだ。コンコルドが音速の壁を破るその刹那、空気が凝縮し強烈なエネルギーを孕む宙に浮いた一瞬がデザインの着想源となっている。
フロントからリアにかけて流れるベルトラインは鋭いシャークノーズから低く構えたリアエンドへと繋がり、圧倒的な存在感とエレガンスを創出する。ティアドロップ状の滑らかなキャビンカプセルは、力強く張り出した前後4つのフェンダーと引き締められたウエストラインによって挟み込まれている。
純電動化へと舵を切る第3世代においても、アルピーヌA110であるためのアイデンティティは強固に受け継がれる。
初代A110 ベルリネッタや2018年登場の現行モデルから連なる特徴的なV字型フロントエンドの造形をはじめ、LEDによるデュアルライトのシグネチャー、動きを連想させる流麗なサイドのモデリング、張りのある面とグラマラスな曲面が織りなすコントラストなど、一目で判別できるアイコンが散りばめられている。
軽量化、コンパクトさ、卓越したアジリティというジャン・レデレ創業者以来の哲学を守りつつ、最新のEVテクノロジーとエアロダイナミクスを調和させた第3世代モデル。10月12日からのパリモーターショーで披露される実物彫刻は、世界中のスポーツカーファンの期待へ静かに応えていく。
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