通勤車の「初代」はみな兄弟だった! いま京成電鉄で走る「2代目形式」たち(鉄道コム)
49 分前

鉄道車両には、「E235系」や「1000形」といった形式名がつけられています。この形式名は、古い車両から新しい車両に使いまわされていることも。国鉄→JRではあまり例がありませんが、一部私鉄では複数の「2代目」車両が存在します。そんな車両たちを見ていきましょう。
都営地下鉄浅草線に直通する各社局では、番号の重複を避けるため、地下鉄直通車では事業者ごとに形式名の千の位が指定されています。たとえば、京成は3000番台、東京都交通局は5000番台といった具合。そのため、直通各社局の中でも車両数が多い京急・京成では、2代目形式が生まれやすくなっています。
京成電鉄の一般車両では、3000形、3100形、3200形の3形式が、2代目の形式名となっています。
2代目の3000形は、2003年にデビューした車両。2019年まで300両以上が製造され、現在の京成電鉄では最も車両数が多い形式です。なお、2010年の成田スカイアクセス線開業に際し、「アクセス特急」用として導入された7次車6本は、編成番号の下2ケタが50番台となっており、「3050形」と呼ばれることもありました。
3000形は、製造当時の「京成グループ標準車体」とされており、新京成電鉄(当時)と北総鉄道、千葉ニュータウン鉄道でも、同型車が導入されています。
2代目3100形は、2019年にデビュー。こちらも3000形と同様に京成グループ標準車体とされ、新京成電鉄が兄弟車の80000形を導入しています。ただし、京成3100形としては、3050形の代替となる8両編成7本のみの製造で終了。こちらも3050形と同様、成田スカイアクセス線用編成であることを示すために、編成番号の下ケタが50番台となっています。
2代目3100形に代わって現在導入が進められているのが、2025年にデビューした3200形です。かつての「赤電」のように、4両編成から8両編成まで2両単位で編成を組み換え可能なシステムで、3500形や8800形の置き換え用に今後増備される予定です。
これら3形式の先代にあたる、初代3000形、初代3100形、初代3200形は、1950~60年代に順次導入された車両たちです。いずれも、製造時は赤系統の色だったことから、「赤電」の愛称がありました。ただし3000形のみは、製造時はそれ以前の形式と同じ「青電」塗装で登場しています。
赤電は、3000形、3100形、3200形のほか、3050形、3150形、3300形の6形式がありました。いずれも3000形から順に改良が続けられた形式たちですが、設計思想が近いことから、まとめて「3000系」と呼ばれることもあったようです。
京成では、「スカイライナー」で現在使われているAE形も、2代目の形式です。
形式名のAEは、「Airport Express」の略。空港連絡特急であることを示すため、珍しいアルファベットのみの形式名が採用されました。
初代に続く2代目「スカイライナー」車両は、形式名はAE100形と、数字が加わりました。しかし、3代目「スカイライナー」の現行車両では、成田スカイアクセス線開業により時速160キロ運転を実現したことから、新しいアクセスルートの誕生で同社の空港輸送の原点に回帰する意味合いを込め、初代と同じAE形とされました。
ちなみに、初代AE形は「AE車」と呼ばれることもあるようですが、少なくとも登場時の車両パンフレットや、当時の業界誌では、「AE形」と記載されています。
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