「Xperia 10 VIII」は部材高騰でも「10万円以下」を死守、新サービス「Fan Sync」でエンタメ体験を拡張(ITmedia Mobile)
49 分前

ソニーは10月8日、スマートフォン「Xperia 10 VIII」を発売する。オープン市場向けモデルの市場推定価格は9万9000円だ。発売に先立ち、同社は10月1日にソニーストア 銀座で報道陣向けの新施策説明会を開催した。
ソニー イメージングコミュニケーションマーケティング部門 マーケティング部 統括部長の湯原真司氏と、ソニーマーケティング カスタマーエンゲージメントビジネス本部 カスタマーサクセス部門 カスタマーサクセス2部 統括部長の北川英氏が登壇し、国内展開の狙いやIPコラボレーション施策を語った。
ソニーは10月8日、スマートフォン「Xperia 10 VIII」を発売する。オープン市場向けモデルの市場推定価格は9万9000円だ。発売に先立ち、同社は10月1日にソニーストア 銀座で報道陣向けの新施策説明会を開催した。
ソニー イメージングコミュニケーションマーケティング部門 マーケティング部 統括部長の湯原真司氏と、ソニーマーケティング カスタマーエンゲージメントビジネス本部 カスタマーサクセス部門 カスタマーサクセス2部 統括部長の北川英氏が登壇し、国内展開の狙いやIPコラボレーション施策を語った。
スマートフォン業界全体が部材高騰の影響を受ける中、前モデルから価格が上昇した点について、湯原氏は「スマートフォン業界全体が部材高騰等の影響で値上げ傾向にあるのが実情」と前置きし、「前モデルから価格は上がっているが、あらゆるコストダウンの努力を重ね、何とか税込み10万円以内に抑えた」と開発の苦しい事情を明かした。
そうした昨今の厳しい環境に置かれたXperiaでも、買い換えは順調なようだ。前モデルの顧客調査によると、利用者の95%が満足しているという。かつては故障などのやむを得ない理由での買い替えが多かったが、近年は「この機種が欲しい」という積極的な動機へ変化した。上位モデルの5シリーズから買い替える顧客も増えており、10シリーズはハイバリューな市場までカバーする存在へと進化を遂げている。
新機種の開発にあたり、チームが最も重視したのが「長く使える毎日の使いやすさ」と「好きが深まる体験」の2点だ。
日常の使いやすさを高める新機能として、電源ボタンを2回押すだけで決済やポイントアプリを片手で素早く切り替えられる「Point & Pay」メニューを新搭載した。開発にあたっては日本のユーザーと複数回のテストを重ねた。社内共有会ではコンビニのレジを模したシミュレーションまで行い、レジ前でのスムーズな操作性を極限まで追求したという。
「日常の使いやすさや不満にとことん向き合うことこそ、Xperia 10シリーズの提供価値であるという信念を持っている。社内共有会では実際にコンビニのレジを模してシミュレーションを行い、レジ前でのスムーズな操作性やスピード感を極限まで追い込んだ」(湯原氏)。
エンタメ体験を大きく左右する視認性も強化。ディスプレイの明るさは前モデルから50%向上し、照度センサーによる環境調整機能を搭載した。
さらにスピーカーユニットを刷新し、音量は15%増、低音域の音圧レベルは100%向上。湯原氏は「SNSのリール動画など音付きコンテンツの閲覧が増える現代において、スピーカーの進化は顧客の満足度に直結する」とアピールした。
説明会の目玉的な内容だったのが、ソニーグループのエンタメIP(知的財産)とスマートフォンを掛け合わせた新サービス「Fan Sync」だ。
Fan Syncは、NFCチップを内蔵したカードを端末にかざすだけで、壁紙やロック画面、効果音やボイスが瞬時に指定のIP世界観へと変化する仕組みだ。なお、利用にはGoogle Playストアにて2027年10月31日まで配信されているFan Syncアプリを利用し、初期設定を完了する必要がある。
ソニーは、日常で最も近い距離にあるスマホをタッチポイントにし、ファンと作品の距離を縮める狙いだ。サービス開始に合わせて用意したIPは、アニメ「鬼滅の刃」と「ハローキティ」の2種類だ。
ステージ上のデモンストレーションでは、湯原氏が鬼滅の刃のカードを端末にかざすと、アニメのアイキャッチ音が響き渡り、画面が一変した。さらに充電器を挿すと、竈門炭治郎のボイスや、我妻善逸の励ましボイスが流れた。
ソニーはXperia 10 VIIIの購入者先着2万人に、鬼滅の刃デザインのカード2枚をプレゼントするキャンペーンを実施する。
湯原氏はFan Syncを「デジタルとリアルをつなぎ、ファンと作品(好き)の距離を深める」サービスとして紹介。「日常生活で最も長い時間使い、最も近い距離にあるスマホというタッチポイントだからこそ、非常に効果的な体験を生み出せる」という。まずは鬼滅の刃とハローキティという2大IPを活用し、「今後はユーザーの声を聞きながら、さまざまなIPを取り込んでプラットフォームとして育てたい」とした。
北川英氏は、ソニーストア限定で展開するハローキティとのコラボレーション施策について説明を行った。
コラボレーションの目的は次の3点だという。
・これまでリーチできなかった顧客層への訴求
・毎日を楽しく心豊かにという共通価値観の共鳴
・エンターテインメントを通じた豊かな体験の提供
ソニーストア限定のハローキティコラボモデルは、スマートフォンXperia 10 VIIIとワイヤレスヘッドフォン「WH-CH730N」の2種類に分かれる。それぞれにハローキティのデザインをあしらったトートバッグやサコッシュ、限定Fan Syncカード、ヘッドフォンスタンドなどのオリジナルグッズが付属する。価格はXperiaモデルが11万1000円、ヘッドフォンモデルが2万8500円で、それぞれ1000セットの数量限定販売となる。受注開始は10月1日9時だ。
また、リアルな場でのファン体験として、ソニーストア各店でイベントを開催する。銀座と札幌ではプロカメラマンによるハローキティとの記念撮影会を抽選制で実施するほか、全国5店舗でコラボコーナーやフォトスポットを設置する。大阪店舗限定で、ハローキティの限定デジタルフレームで写真が撮れる特別体験も用意した。
今後もソニーストアはエンターテインメントとファンをリアルでつなぐ場として、魅力的なコラボレーションやサービスを提供していくとしている。
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