米クラウドフレア、AIエージェントにAPIを1回ごとに販売 HTTP 402で即時に決済へ(ビジネス+IT)
54 分前

米クラウドフレアは、AIエージェントにAPIやデータを1リクエスト単位で販売できる「Monetization Gateway」をクローズドベータで公開した。HTTPの402応答と決済プロトコルx402を使い、APIキーなしにステーブルコインで即時決済できる。検索APIのCeramic.aiなど4社が先行導入した。
米クラウドフレアは2026年9月30日、AIエージェントにAPIやデータ、Webコンテンツを1リクエスト単位で販売できる「Monetization Gateway」をクローズドベータとして公開した。HTTPのステータスコード「402 Payment Required」を使い、アカウント登録やAPIキーの発行なしに、エージェントがその場で支払いを済ませて資源を受け取れるようにする仕組みだという。
販売者は、どのリクエストを有料にするか、価格、支払先を設定する。エージェントが有料の資源を要求すると402応答で支払い条件が返され、エージェントが承認して決済が完了すると資源が渡される流れ。決済には機械間決済のプロトコルであるx402を採用し、米コインベースのx402 Facilitatorを通じて、ブロックチェーン「Base」上で米ドル連動のステーブルコインUSDCにより決済される。支払いの検証や再試行、分析はクラウドフレア側が担う。
先行して導入した4社の使い方も公開された。クラウドフレア自身のAI Gatewayでは、米国の利用者がリクエストに「PAYMENT-METHOD: x402」ヘッダーを付ければ、前払いのクレジットを使わずに推論ごとに支払える。Ceramic.aiは400億ページ超の独自インデックスを持つエージェント向け検索APIを、APIキーなしで1回の検索ごとに販売する。PDF生成のAPI2PDFでは、利用開始後にクレジットカードの登録を求めると利用への転換が50%超落ち込んでいたといい、キーのない要求に402応答を返して1リクエストごとに課金する方式に切り替えた。
現時点の対象は米国の販売者と購入者に限られ、今後対象地域を広げる予定という。ドメインの所有者は管理画面から参加を申請できる。
クラウドフレアは同日、AI企業がコンテンツを実際に使った分だけパブリッシャーに対価を払う「Pay Per Use」のベータ版も発表した。2025年に始めた「Pay Per Crawl」がアクセスに課金するのに対し、こちらは利用に応じて課金する。
本文の著作権はYahoo!ニュースにあります。